TAISEI TIMEで実施するFeel度Walk:子供たちの好奇心を育む新しい学びの形
TAISEI TIMEとFeel度Walk
TAISEI TIMEは、通常の授業とは異なる、より柔軟で創造的な学びの時間です。この特別な時間枠を利用して、私たちは生徒たちに新しい経験と気づきの機会を提供しています。その中心的な活動の一つが、今回ご紹介する「Feel度Walk」です。
Feel度Walkとは?
Feel度Walkは、文字通り「感じながら歩く」という意味を持つ活動です。生徒たちは学校周辺を歩きながら、日常の風景の中に隠れた「気づき」や「発見」を見出していきます。
TAISEI TIMEを活用し、今回の活動は2週間にわたって行われました。具体的な流れは以下の通りです:
第1週目のTAISEI TIME:駿府公園周辺での撮影
グループに分かれて、ゆっくりと歩き始めます
興味を引かれたものがあれば立ち止まり、じっくり観察します
気になったものを写真に収めます
第2週目のTAISEI TIME:創造的な表現と共有
前週に撮影した写真をもとに、絵を描きます
グループごとに作品をまとめ、発見や感想を共有します
全体で「知図」(思考マップのようなもの)を作成し、学びを可視化します
この2段階のプロセスにより、生徒たちは観察力を磨くだけでなく、自分の感じたことを創造的に表現し、さらにそれをグループで共有することで、多角的な視点を養うことができます。
なぜTAISEI TIMEでFeel度Walkを実施するのか?
TAISEI TIMEは、通常の授業では扱いきれない、より実践的で創造的な学びを提供する貴重な機会です。Feel度Walkをこの時間に実施することで、以下のような利点があります:
十分な時間の確保: じっくりと観察し、考える時間を設けることができます
柔軟な学習環境: 教室を飛び出し、実際の地域社会の中で学ぶことができます
総合的な学び: 観察、表現、コミュニケーションなど、多面的なスキルを一度に養えます
生徒主導の学習: 生徒たち自身が興味を持ったものを中心に学びを展開できます
Feel度Walkの教育的効果
この活動を通じて、お子様には次のような成長が期待できます:
好奇心の活性化: 「なぜだろう?」「どうしてこうなっているんだろう?」という思いが芽生えます
観察力の向上: 細部まで注意深く見る習慣が身につきます
創造性の育成: 見たものから新しいアイデアを生み出し、それを絵として表現する力が養われます
コミュニケーション能力の向上: グループでの活動を通じて、発見を共有し、意見を交換する機会が増えます
批判的思考力の発達: 当たり前と思っていたことを、別の角度から見直す習慣が身につきます
地域への愛着: 駿府公園周辺という身近な場所の新たな魅力を発見することで、地域への関心と愛着が深まります
家庭でもできる!Feel度Walkのすすめ
Feel度Walkの素晴らしさは、特別な道具や環境を必要としない点です。ご家族でのお散歩の際にも、ぜひ取り入れてみてください。
例えば:
「今日は赤色のものを探してみよう」
「面白い形の雲を見つけたら教えてね」
「歩道のタイルのパターンを観察してみよう」
など、テーマを決めて歩くのも楽しいでしょう。
さらに、TAISEI TIMEでの活動を参考に、次のような取り組みも考えられます:
散歩中に撮影した写真を家に帰ってから絵に描いてみる
家族それぞれが撮った写真や描いた絵を見せ合い、感想を共有する
一週間の発見をまとめて、家族だけの「知図」を作成する
お子様の発見に耳を傾け、「どうしてそう思ったの?」「他に似たものはある?」などと問いかけることで、さらに深い気づきを促すことができます。
おわりに
TAISEI TIMEで実施されるFeel度Walkは、机上の学びでは得られない、生きた知恵を育む活動です。この取り組みを通じて、お子様が世界をより豊かに、より深く理解できるようになることを願っています。
ぜひ、お子様との会話の中で、TAISEI TIMEでの体験や、駿府公園周辺での発見、それを絵に表現した際の思いについて聞いてみてください。そして、可能であればご家族でもFeel度Walkを楽しんでみてはいかがでしょうか。
お子様の新しい一面を発見できるかもしれません。そして何より、ご家族皆様にとって、素敵な思い出となることでしょう。