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情熱が紡ぐハーモニー 静岡大成中学校吹奏楽部の挑戦

テクノロジー室に響く楽器の音色。静岡大成中学校の吹奏楽部員たちの真剣な眼差しが、楽譜に注がれています。今年も彼らは静岡県中学校総合文化祭オンデマンド部門に参加を果たしました。

世代を超えて響き合う「糸」

夏休み。2年生と3年生による「糸」の演奏が、スカイプラザに響き渡りました。中島みゆきの名曲を吹奏楽で表現するという挑戦。先輩から後輩へと受け継がれてきた技術と情熱が、この一曲に込められています。

新しい世代の船出「おどるぽんぽこりん」

3年生の引退後、1・2年生だけで挑んだ「おどるぽんぽこりん」の演奏。最初は不安だった音色も、練習を重ねるごとに確かなものとなっていきました。「なんとか最後まで通せるようになった」という謙虚な言葉の裏には、幾度となく繰り返された練習の日々が隠されています。

伝統と革新が出会う中文連

平成15年に設立された静岡県中学校文化連盟。その歴史は20年を超え、県内の中学生たちの文化・芸術活動の重要な発表の場となっています。令和4年度からは従来の「ステージ発表」に加え、「オンデマンド方式」を取り入れたハイブリッド型の開催となり、より多くの人々に中学生たちの情熱を届けられるようになりました。

音楽が紡ぐ未来

練習室での地道な努力。本番での緊張感。仲間との喜びの共有。吹奏楽部での経験は、生徒たちの心に深く刻まれていくことでしょう。そして、その経験は必ずや、彼らの未来への大きな糧となっていくはずです。

静岡大成中学校吹奏楽部の挑戦は、まだ続いています。日々の練習を重ねるたびに、彼らの音色は新たな輝きを増していくのです。