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等身大の想いが響く - 静岡大成中学校意見発表会

秋晴れの日、静岡大成中学校のスカイプラザに生徒たちの声が響きわたりました。第54回校内意見発表会。緊張した表情と、はつらつとした声が交錯する、生き生きとした雰囲気の中で幕を開けました。

身近な話題から世界まで

「最近考えたこと、感じたこと」というテーマで、12人の代表生徒たちが思い思いの発表を行いました。夏休みの間じっくり考えをまとめた原稿を手に、一人ひとりがマイクの前に立ちます。

発表の内容は実に多様でした。家族との会話から感じたこと、身の回りで起こった出来事、テレビで見聞きしたニュースなど。それぞれが自分の言葉で、時にユーモアを交えながら語ってくれました。聞いている生徒たちも、時に頷き、時に笑い、友だちの思いに耳を傾けていました。

印象に残った発表たち

たくさんの興味深い発表の中から、特に印象的だった3人の発表をご紹介します。

  • 【金賞】3年生男子 「株式市場と世界を知る力」

  • 【銀賞】2年生男子 「最近考えたこと」

  • 【銅賞】2年生男子 「日本を滅ぼさないために」

金賞を受賞した3年生の発表は、中学生とは思えない社会への意識の高さに驚かされました。株式市場という難しいテーマを通じて、世界情勢を知ることの大切さを訴えかけていました。自分が身につけるべきことを学ぼうとする姿勢が印象的でした。

銀賞の2年生は、暑い夏の日常を題材にした面白い発表でした。話を聞いているだけで暑くなるような臨場感があり、思わず笑みがこぼれます。特に、お母さんとのやりとりの描写には、多くの生徒と先生が共感したようでした。

銅賞のもう一人の2年生は、日本の未来について大胆な提案をしてくれました。若者の意見をもっと社会に取り入れるべきだという主張には、「確かに!」と思わず頷いてしまいました。世界が変わる可能性を感じさせる発表でした。

成長の場として

この発表会を通じて、生徒たちの「考える力」と「伝える力」が着実に育っているのを感じました。自分の周りをよく観察し、感じたことを整理して人に伝える。この経験は、きっと将来の大きな財産になるはずです。

同時に、友だちの意見をしっかり聞こうとする姿勢も素晴らしかったです。時に笑い、時に真剣な表情で聞き入る生徒たち。その姿に、お互いの考えを尊重し合う力が芽生えているのを感じました。

心に残るメッセージ

静岡大成中学校の意見発表会は、生徒たちが等身大の思いを語る貴重な機会となりました。社会の大きな問題から日常の些細な出来事まで、さまざまな視点から自分の考えを発信する生徒たち。その姿に、未来への希望を感じずにはいられません。

これからも、こうした機会を通じて若い世代の声に耳を傾け、彼らの成長を見守っていきたいですね。完璧ではなくても、一生懸命に考え、素直に語る彼らの姿に、大人も学ぶことがたくさんありそうです。

静岡大成中学校の生徒のみなさん、心に響く素敵な発表をありがとう!これからの皆さんの成長が本当に楽しみです。