等身大の想いが響く - 静岡大成中学校意見発表会
身近な話題から世界まで
「最近考えたこと、感じたこと」というテーマで、12人の代表生徒たちが思い思いの発表を行いました。夏休みの間じっくり考えをまとめた原稿を手に、一人ひとりがマイクの前に立ちます。
発表の内容は実に多様でした。家族との会話から感じたこと、身の回りで起こった出来事、テレビで見聞きしたニュースなど。それぞれが自分の言葉で、時にユーモアを交えながら語ってくれました。聞いている生徒たちも、時に頷き、時に笑い、友だちの思いに耳を傾けていました。
印象に残った発表たち
たくさんの興味深い発表の中から、特に印象的だった3人の発表をご紹介します。
【金賞】3年生男子 「株式市場と世界を知る力」
【銀賞】2年生男子 「最近考えたこと」
【銅賞】2年生男子 「日本を滅ぼさないために」
金賞を受賞した3年生の発表は、中学生とは思えない社会への意識の高さに驚かされました。株式市場という難しいテーマを通じて、世界情勢を知ることの大切さを訴えかけていました。自分が身につけるべきことを学ぼうとする姿勢が印象的でした。
銀賞の2年生は、暑い夏の日常を題材にした面白い発表でした。話を聞いているだけで暑くなるような臨場感があり、思わず笑みがこぼれます。特に、お母さんとのやりとりの描写には、多くの生徒と先生が共感したようでした。
銅賞のもう一人の2年生は、日本の未来について大胆な提案をしてくれました。若者の意見をもっと社会に取り入れるべきだという主張には、「確かに!」と思わず頷いてしまいました。世界が変わる可能性を感じさせる発表でした。
成長の場として
この発表会を通じて、生徒たちの「考える力」と「伝える力」が着実に育っているのを感じました。自分の周りをよく観察し、感じたことを整理して人に伝える。この経験は、きっと将来の大きな財産になるはずです。
同時に、友だちの意見をしっかり聞こうとする姿勢も素晴らしかったです。時に笑い、時に真剣な表情で聞き入る生徒たち。その姿に、お互いの考えを尊重し合う力が芽生えているのを感じました。
心に残るメッセージ
静岡大成中学校の意見発表会は、生徒たちが等身大の思いを語る貴重な機会となりました。社会の大きな問題から日常の些細な出来事まで、さまざまな視点から自分の考えを発信する生徒たち。その姿に、未来への希望を感じずにはいられません。
これからも、こうした機会を通じて若い世代の声に耳を傾け、彼らの成長を見守っていきたいですね。完璧ではなくても、一生懸命に考え、素直に語る彼らの姿に、大人も学ぶことがたくさんありそうです。
静岡大成中学校の生徒のみなさん、心に響く素敵な発表をありがとう!これからの皆さんの成長が本当に楽しみです。