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心の地図を描く:静岡大成中学校1年生のSEEラーニング

静岡大成中学校1年生たちは、自己理解と感情管理の新しいツールを学びました。SEE(Social, Emotional, and Ethical)ラーニングの一環として行われたこの授業では、「レジリエント・ゾーン」という概念が紹介されました。

レジリエント・ゾーンとは?

レジリエント・ゾーンは、私たちの心と体の状態を理解するための「地図」のようなものです。この地図上で、自分がどこにいるかを知ることで、日々の感情の起伏や困難な状況への対応力を高めることができます。

  • レジリエント・ゾーン:自分でしっかりと状況に対応できている状態

  • ハイ・ゾーン:不安や恐れ、イライラが高まっている状態

  • ロー・ゾーン:疲労感や無気力を感じている状態

学びのポイント

  1. 自己認識の重要性
    生徒たちは、自分の感情や身体の状態に注意を向けることの大切さを学びました。

  2. レジリエンスは生まれつきの能力
    誰もが持っているレジリエンスの力を、必要な時に活用できるよう練習することの意義を理解しました。

  3. 変化への対応
    「他人と過去は変えられない、変えられるのは未来と自分」という言葉を通じて、自分の反応を選択できることを学びました。

  4. 健康との関連
    感情のバランスを保つことが、心身の健康にも影響することを認識しました。

活動の意義

この活動を通じて、生徒たちは自己理解を深め、日々の生活で遭遇するさまざまな感情や状況に対して、より柔軟に対応する方法を学びました。これは、彼らの将来の学校生活や人間関係、さらには社会に出てからも役立つ貴重なスキルとなるでしょう。

SEEラーニングのような取り組みは、学業だけでなく、生徒たちの人間性を育み、支援する上で非常に重要です。静岡大成中学校の先進的な教育アプローチが、生徒たちの豊かな人生の基盤づくりに貢献してくれることを楽しみにしています。