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「今ここ」に在る自分との対話 〜SEELの時間で学んだこと〜
私たちは日々、様々な感情や思いを抱きながら生活しています。しかし、その感情に正直に向き合う時間を持つことは、意外と難しいものです。静岡大成中学のSEELの時間では、自分自身と向き合い、また他者との関わり方を学ぶ貴重な機会をいただきました。
ジャーナリング:感情との素直な対話
白紙のノートにペンを置き、まずは自分の中に浮かぶ感情をありのままに書き記していきました。「特に何も感じない」「何も思い浮かばない」という気持ちさえも、正直に書き留めます。これは、普段の生活では見過ごしがちな自分の内なる声に耳を傾ける大切な時間となりました。
マインドフルネス:呼吸と共に見つめる「今」
近頃感じた不快な感情や出来事を書き出した後、意識的な深呼吸を行いました。特に息を吐き出すことに意識を向け、3回繰り返すことで、自然と心が落ち着いていくのを感じました。その後、再び今の気持ちを書き記すと、先ほどまでの感情が少し距離を置いて見えるようになり、まさに「今ここ」という瞬間に意識を向けることができました。
「聴く」という関わり:判断を手放す勇気
人の話を聴くとき、私たちは無意識のうちに評価や判断を加えていることに気づきました。「この考えは正しい」「あの意見は違う」といった判断を一旦置いて、目の前の人の言葉に純粋に耳を傾けることの大切さを学びました。
相手の言葉をただ受け止めることは、実は非常に勇気のいる行為です。しかし、そうすることで、相手の思いや考えがより深く理解できるようになり、本当の意味での対話が生まれるのだと気づきました。
おわりに:継続する学び
SEELの時間で学んだことは、単なる技法ではありません。自分自身と、そして他者と、より豊かな関係を築いていくための大切な心の在り方を教えてくれました。これからも、日々の生活の中でこれらの学びを実践していきたいと思います。
その時々の感情に正直に向き合い、深い呼吸と共に「今ここ」を感じ、そして他者の言葉に心を開いて耳を傾ける。そんな小さな、しかし確かな一歩を、これからも重ねていきたいと思います。